ノンフリート等級別料率制度改定 自動車保険

ノンフリート等級別料率制度 自動車保険制度改定

平成24年10月1日、損保業界で大きな改定がありました。

ノンフリート等級

ノンフリート等級別料率制度の改定です。
ノンフリート等級別料率制度というのは、過去の事故による保険使用のリスクを保険料に反映させるというもので、例えば、現在料率が15等級で年間10万円の保険料を払っているとした場合、次の契約更新までに無事故であれば料率が16等級に上がり、年間保険料が9万5千円と安くなる、逆に1回事故を起こし保険使用した場合、次の契約更新で料率が12等級へ下がり、年間保険料が15万円へ上がるといったものです。
ただし、保険使用の内容では料率据え置きのものもあります。

 

しかし、リスク実態を検証すると、保険料負担の公平性に課題が発生してきました。
その課題とは、例えば同じ12等級の方で、方や前年事故なしの人と、事故ありの人、等級据え置きの人とで、
それぞれのリスク実態による保険料負担が逆転していたのです。
12等級での保険料負担の等級係数は0.56で設定されていますが、等級据え置きの人は多額の保険金を支払ったにもかかわらず、保険料は変わらない為、保険料による回収金が少ない、事故ありの人も多額の保険金を支払い、等級を下げたにもかかわらず、保険料による回収金が少ない、よって、事故なしの人からの保険料がその穴埋めになってしまっているのです。

 

この実態が問題になり、損害保険料率算出機構による見直しが行われ、公平性を改善し参考純率を改定しました。
すべての損保が全く同じではありませんが、等級据え置きが廃止されました。
等級据え置きは廃止になりましたが、その事案については、一部を除いては1等級ダウンとなり、一部の事案は3等級ダウンします。
その他の事案はすべて3等級ダウンとなります。

 

さらにダウンした後の保険料も改訂され、ダウンした場合の保険料は、事故なしの人の保険料と同じにすると公平性がなくなってしまうので、ダウンした方の等級係数を新たに新設しました。
これにより今までの等級係数0.56が事故なしの人は0.52、事故ありの人は0.73となり、保険料の割引率に差を設け、事故ありの人の保険料を大幅にアップさせました。
こうすることにより、全くの無事故者に対して、余計な保険料負担を強いる必要がほぼ改善されたようです。

 

では、等級ダウンして保険料がアップした人はいつまで上がったままなのかというと、3年間新料率にて算出した保険料が適用され、そののちは無事故者と同じ料率に戻るようになっています。
但し、この3年間の間にまたダウン事故を起こしたならば、さらに3等級下がり保険料もアップします。
今回の改定適用は、平成24年10月1日以降の契約より、前契約の継続が10月以降の場合は、満期、継続契約をした日より適用、さらに途中で内容変更等を行った場合はその契約時をもって適用となります。
ほとんどの損保の内容が同じだろうと思われます。
ただ、損保によって適用月日は異なっていますし、外資系損保は今の所現状のままのようです。

 

車の性能が良くなり、と同時に金額も上がっているので、保険使用におけるリスク実態も上昇していくでしょう。
また、ダウン事故対象者には高齢者が6割位を占めており、今後の保険料負担がのしかかってきます。
一般的には、事故があれば料率下がって当然だと主張が出ています。
しかし、その方の生活にも影響が出てくるのは否定できません。

 

保険会社もロス率が高く、かなり苦渋の選択だったのではと考えられます。
まだ始まったばかりなので、問題は出ておりません。
平成25年10月1日より本格的に動きますので、それから何かしらの課題が出てくると思われます。

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